2017-01-12

自分の殻に引きこもることは悪じゃない。内向型人間が秘める可能性について

私は人と話をするのが好きだ。特に自分の経験したことのないような人生を歩んできた人周りの目を気にせずGoing my wayで生きてきた人、自分の好きなことをするために努力してきた人の話を聞くのが好きだ。
だから、生きているうちにそういう人と、関われたらうれしいなと思っているし、それが仕事として経験できるライターという仕事に大変感謝をしている。
けど、私は人とずっと一緒にいることは苦手なのだ。

人が好き≠人とずっと一緒にいたい

世の中には人とずっとに一緒にいるのが平気で、一緒にいることが好きな人もいる。逆に人とずっと一緒にいることが苦痛な人もいる。前者は、人と一緒にいてもエネルギーを消耗するタイプではなく、むしろエネルギーをチャージできるタイプ、後者は人と一緒にいるとエネルギーを消耗するタイプなのだと思う。
私は後者だ。
こんなことを言うと人嫌いかのように思われそうだが、基本的に人は好きだ。人当たりも良いと言われるし、コミュニケーション能力も高いと言われるまでに成長した。
他者から話を聞いて刺激を受けるのはとても良い体験である。自分も感化されてより頑張ろうって思えるし、新たな発見もある。けど長時間他人と交流することで、私はエネルギーを奪われるタイプなのだ。
私にはある一定のコミュニケーション可能な時間や量がある。コミュニケーション過多でそのキャパをオーバーしてしまうと、倦怠感、疲れ、苛立ち、抑うつ感などが表れ、心と体が爆発してしまう。
そうなるとある一定期間の引きこもり=休憩が必要となる。一日のうち一人で過ごせる時間がないと、自分をうまく保てない。おそらく他者と交流して得た刺激や知識を、一人になって自分の中で消化する時間が必要なのだ。

内向的な人が秘めている力

新卒1年目に入社したばかりのころ、そんな私を見かねて同期の男の子がある動画を見せてくれた。NHKのスーパープレゼンテーションで放映されていたスーザン・ケインさんのTED TALKだった。
動画から少し引用したい。

外向的な人は多くの刺激を強く求めますが
 
内向的な人はもっと静かで
 
目立たない環境にいる方がやる気になり
 
生き生きとして能力を発揮できるのです
 
いつもそうとは限りませんが
 
多くの場合そうだということです
 
だからみんなが 持てる才能を
 
最大限に発揮できるようにする鍵は
 
その人に合った刺激の中に
 
身を置くということなのです
しかし ここで偏向の問題が出てきます
 
もっとも重要な組織である
 
学校や職場が
 
外向的な人向けに作られており
 
外向的な人に合った刺激に満ちているのです
 
さらに今の世の中に行き渡っている ある種の信念体系があって
 
「新集団思考」と私は呼んでいますが
 
創造性や生産性はもっぱら
 
何か社交的な場から生まれるのだと考えられています

自分の殻に引きこもることは悪じゃない

いまの世の中交流の場が多い。交流することが推奨されているし、人との交流で新たな創造物が生まれると信じられている。けどそれは人によるのだ。人との交流の中で創造性を発揮する人もいれば、自分の殻に閉じこもることで創造性を発揮する人もいる。
だから頑なに社交の場にみんなを引き込もうとする空気はやめてほしいなと思う。飲み会とかパーティーとかイベントとか、参加しないからってつれない奴だなんて思わないでほしい。
もっと内向型な人が引きこる勇気をもっていい。そして外向的な人と適切な距離で交流できたらいい。多様性が認められればいい。


内なる創造性を、もっといろんな人が発揮できる世の中になればいい。

※この文章は2017年2月に書いた文章を加筆修正したものです。

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